大量のバウンスメールが原因でデジタルマーケティングの効果が正しく測れない
技術商社として製品やサービスをWeb上で展開されているR社さまのユースケースです。
課題を複数抱えており、どれもすぐ解決したいが工数も限られている、優先順位が分からない、効率的なやり方も知りたい、さらに独自のやり方で運用しているため正しいやり方も知りたい、ということでコンサルサービスを実施しました。その中でポイントとなる部分を抜粋してご紹介します。
■お客様情報
業種:卸売業・小売業
従業員数:200名
導入ツール:Salesforce Account Engagement、Sales Cloud
サービス:コンサルサービス、運用支援
①配信アドレスのバウンスが継続して発生しており重要顧客へのマーケティングができない
- DMARCサポートを行いプロスペクトのスパム認定される可能性の低減を実施します。
- スパムリストの定期確認を実施
- 登録されているIPアドレスが大手スパムリストに登録されていないか月に1回のチェック
- 登録されていた場合は解除申請の代行を実施
- 対応の優先順位付けをグレーディングを元に判断
- バウンス状況の内容をリードにタグ付け
- 必要顧客のバウンス状態をリセット
- すでに退職している顧客は”対応不要”でタグ付け
- メールの死活確認を実施し、確認できない場合は”対応不要”でタグ付け
②オプトアウトした顧客の再オプトインを促す仕掛けを実装したい
- オプトアウトしているが、アクティビティのある顧客の抽出とグレード(ターゲット)により優先順位を付けてフィールド営業への連絡を行う
↳営業活動の中から再度オプトインへの承諾をいただく
↳その際はオプトインのルール作りが必要 - Cookieが紐づいている見込み顧客が、フォーム(LP)に訪問した際に、最オプトインを促す仕掛けをセットする(Account Engagementの機能で実現)
- オペレーショナルメールの設定
- アナログ施策(ダイレクトDMやアウトバウンドコールなど)の実施検討
- メールプリファレンスセンターの活用
③直近開催のイベントに向けた集客支援とリード重複発生回避
■集客支援
イベント開催前(集客)
- ターゲット顧客に基づき新規顧客テレマーケティング(テレマーケティング会社を斡旋)
- アウトソースのABテスト実施
イベント開催前(設定)
- イベントLPに対してページアクションの作成(Account Engagement設定)
- Pardotプロスペクトの同期方法の確認
イベント開催後(フォローアップ案)
- 予め優先順位を用意しフォローコールを実施
- 非来場者に対してのコール
- お礼メールに反応が無い顧客へのコール
フィールド営業へのポスト
- ToDo発行
- 営業活用の確認
- 効果測定
- 作成商談の確認・・・など
■リード管理(重複発生回避)
取引先や取引先責任者(人)の重複が発生
- マージのルール作成
- 地道にマージを行う(弊社のマージサービスもご案内)
- 重複が発生しにくい構造への修正
リード(オブジェクト)の活用
- API名の統一のPardotカスタム項目との連携
- リード→取引先責任者の対応付設定を修正
成果(まとめ)
課題①:配信アドレスのバウンスが継続して発生しており重要顧客へのマーケティングができていない
成果①:バウンスメール対象件数 26,232件だったのが、対策後1,961件に。24,271件の削減に成功
課題②:オプトアウトした顧客の再オプトインを促す仕掛けを実装したい
成果②:再オプトインの機能実装。
課題③:直近開催のイベントに向けた集客支援とリード管理
成果③:弊社サービスにて重複処理の一部を請け負い実施。その後、マージ作業のオペレーションパターンを整理し、内製化できるようレクチャーした。現在、継続してマージ作業をお客様自身で継続中。あわせて、PardotとSales Cloudのフィールド連携、対応付け設定を完了
こちらのユースケースをもっと詳しく知りたい方、同じような課題でお困りの方、お気軽にお問い合わせください。