IT導入補助金2025の考察
IT導入補助金2025考察の前提
みらいマーケティングはデジタルマーケティングのコンサルティング、MAツールの導入・運用支援、研修サービスを提供している会社です。MAツールを導入したい中小企業さまが、IT導入補助金を活用して導入をすすめられるよう記事を更新しています。そのため、「通常枠」の「1プロセス以上」で「MAツール」の導入に特化して考察しています。
それ以外のツールや枠についてはカバーしていませんので、ご了承ください。
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過去のIT導入補助金の採択率
IT導入補助金の考察は過去のスケジュールや採択率から分析していましたが、2024は10月で受付が終了してしまうなどイレギュラーが多い年でした。
IT導入補助金2024年度の申請状況(採択率)
| 2024年A類型 | 申請数 | 交付決定数 | 採択率 | 申請締切日 |
|---|---|---|---|---|
| 1次 | 1,576 | 1,189 | 75.44% | 3月15日 |
| 2次 | 2,335 | 1,760 | 75.37% | 4月15日 |
| 3次 | 2,912 | 2,206 | 75.76% | 5月20日 |
| 4次 | 3,286 | 2,521 | 76.72% | 6月19日 |
| 5次 | 3,577 | 2,762 | 77.22% | 7月19日 |
| 6次 | 5,881 | 4,648 | 79.03% | 8月23日 |
| 7次 | 5,573 | 1,454 | 26.09% | 10月15日 |
| 総計 | 25,140 | 16,540 | 76.59% |
早期受付終了の大きな原因のひとつは、IT導入補助金の不正受給が発覚し、夏から調査と摘発に事務局が動き出したためではないか、と言われています。
6次の8月23日の申請スケジュールから毎月あったスケジュールが止まり、2ヶ月後の10月15日で終了となったのは、そういう背景があったからでしょうか。
不正を主導したのがIT導入補助金の支援事業者だったため、事業者採択の書類審査の提出物が増えるなど、支援事業者の審査が厳しくなっています。
2025年度の申請状況(採択率)
| 2025年 通常枠 | 申請数 | 交付決定数 | 採択率 | 申請締切日 |
|---|---|---|---|---|
| 1次締切分 | 2,979 | 1,511 | 50.72% | 5月12日 17:00 |
| 2次締切分 | 3,616 | 1,447 | 40.02% | 6月16日 17:00 |
| 3次締切分 | 3,856 | 1,174 | 30.45% | 7月18日 17:00 |
| 4次締切分 | 2,742 | 935 | 34.10% | 8月20日17:00 |
| 5次締切分 | 2,976 | 1,103 | 37.06% | 9月22日17:00 |
| 6次締切分 | 2,624 | 931 | 35.48% | 10月31日17:00 |
| 7次締切分 | 2,456 | 930 | 37.87% | 12月2日17:00 |
| 8次締切分 | 2,523 | 905 | 35.87% | 2026年1月7日17:00 |
| 総計 | 23,772 | 8,936 | 37.7% |
申請スケジュールを見ると、例年より2ヶ月遅い5月に1次締め切りが設定されました。
5月の時点でスケジュールが出ているのは3次締切分までの3スケジュール。1ヶ月きざみで締切が設けられています。
6月中旬、4次、5次のスケジュールが公表されました。
3次締切の申請数および交付決定数が公表されました。採択率は30.45%で昨年度の最終申請である7次の26.06%に迫る低さです。
11月上旬に8次締切の日程とそれをもって2025は最終回との告知がありました。
2026年2月、8次締切分の交付申請件数、交付決定数が出揃いました。
最終的にIT導入補助金の採択率は37.7%で着地。最も採択率が高かったのが1次締切分の50.72%。そこから2次締切分40.02%、3次締切分30.45%と低迷し、30%台をキープしたまま最終締切分まできてしまいました。
IT導入補助金の公式Webには「不正を絶対に許しません」という文言とIT導入支援事業者の登録取消などが公表されています。この背景から審査が厳しくなったことは言うまでもありません。IT導入支援事業者の選択は慎重にされることをお勧めいたします。
IT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」と名称を変えて2026年も実施されます。ツール導入をご検討の場合はお気軽にお問い合わせください。