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IT導入補助金2024の考察

IT導入補助金の考察


IT導入補助金2024考察の前提

※2024年9月17日:内容を追記・修正しました。
※2024年7月24日:内容を追記・修正しました。

みらいマーケティングはデジタルマーケティングのコンサルティングサービスを生業としているため、IT導入補助金でもMAツール・SFAツールの導入が可能で、さらに導入のハードルが低い類型を中心にご案内をしています。

そのため、こちらの考察でもMAツール・SFAツールが対象となっている類型に特化していますので、ご注意ください。

■関連ページはこちら

過去のIT導入補助金の採択率

2021年度(A類型とC類型)から2023年度の各回の「申請数」、「交付決定数」、「採択率」、「申請月」を表にしました。

黄色でマークされているのは各回で最も申請数が多かった数値と採択率が最も高かった数値です。
赤字は各回で最も申請数が少なかった数値と採択率が最も低かった数値です。

■2021年度の採択率(A類型/C類型)

2021年
A類型
申請数交付決定数採択率申請締切日
1次2,3731,31755.50%5月14日
2次4,5422,50755.20%7月30日
3次2,8401,64858.03%9月30日
4次1,7991,01356.31%11月17日
5次1,8081,04257.63%12月22日
総計13,3627,52756.33%
2021年
C類型
申請数交付決定数採択率申請締切日
1次3,2491,90858.73%5月14日
2次9,6645,86960.73%7月30日
3次7,6224,65661.09%9月30日
4次6,1583,71960.39%11月17日
5次6,0743,59559.19%12月22日
総計32,76719,74760.26%

2021年の特徴は通常枠A・B類型以外に低感染リスク型ビジネス枠(特別枠C・D類型)が設けられたことです。これは新型コロナウイルスが背景にあり、非対面化に取り組む中小企業の積極的なIT導入を優先的に支援する枠で、補助率が2/3でした(通常は1/2)。そして、プロセス数も2以上とハードルが低めでした(通常はプロセス4)

2021年のA類型とC類型を並べると一目瞭然ですが、申請数もC類型がA類型の3倍弱、交付決定された企業も圧倒的に多いです。プロセス数も2で良いとすると、MAツールにプラスして例えばリモート会議ツールなどを同時に導入でき、補助率は2/3だったので非常に狙い目の枠でした。

■2022年度、2023年度の採択率

2022年
A類型
申請数交付決定数採択率申請締切日
1次2,9071,61555.56%5月16日
2次3,3441,84355.11%6月13日
3次2,8771,41549.18%7月11日
4次3,3471,46543.77%8月8日
5次1,9571,19661.11%9月5日
6次2,3371,52165.08%10月3日
7次1,9091,33669.98%10月31日
8次1,8551,24967.33%11月28日
9次2,8931,98168.48%12月22日
総計23,42613,62158.14%
2023年
A類型
申請数交付決定数採択率申請締切日
1次1,8711,36472.90%4月25日
2次2,9872,16372.40%6月2日
3次2,8372,14275.50%7月10日
4次2,8042,15977.00%7月31日
5次1,18691176.81%8月28日
6次2,1881,69177.29%10月2日
7次2,8022,15476.87%10月30日
8次2,0011,54677.26%11月27日
9次2,3241,75475.47%12月25日
10次3,3302,53176.01%1月29日
総計24,33018,41575.75%

2022年度は申請回数が5次から9次に、2023年度はさらに増え10次まで申請のチャンスがありました。
申請回数が増えた影響にもよりますが、総申請数は2022年度では23,426件、2023年度では24,330件とA類型で比較すると申請数が年々増加しています。

また、2022年度は採択率が平均では58.14%でしたが、40%台だった申請次が2回もあり(3次、4次)、後半に向けて採択率が上がる傾向が見受けられました。

2023年度は申請スタートが1ヶ月も早く始まり(例年5月中旬→4月25日)、さらに採択率が全回70%超え、最終的には平均75.75%でした。

スタートが早かったにも関わらず、最終申請時期も例年年内で終了だったのが年明け1月29日が最終申請。さらにその回が3,330という最多の申請数でした。

2023年度で特記するべきことは年度途中で事務局が変更になったことです。申請サイトの変更も伴いオペレーションに関してやりにくい年だったものの、申請者にとっては狙い目の年だったと言えます。

IT導入補助金2024年度の申請状況(採択率)

2024年A類型申請数交付決定数採択率申請締切日
1次1,5761,18975.44%3月15日
2次2,3351,76075.37%4月15日
3次2,9122,20675.76%5月20日
4次3,2862,52176.72%6月19日
5次3,5772,76277.22%7月19日
6次8月23日
7次10月15日
途中集計13,68610,43876.10%
※6次以降は採択率のデータがまだ公開されていません。

2024年度はさらにスタートが1ヶ月早まり3月15日が1次申請の締め切りでした。
そして2024年度は早期終了が発表され、現在公開されている7次がIT導入補助金2024年のA類型の最終申請日です(2024年9月17日現在)
例年、年末まではスケジュールが出ていることから、これから申請を検討しても充分間に合います。
採択率は75%台で高めに推移している状況。今年度もMAツール導入を検討される場合は狙い目の年と思われます。

—(2024年7月24日追記)—
2024年は早期終了のアナウンスがありました。
■7月22日更新 IT導入補助金2024における交付申請ならびにIT導入支援事業者・ITツール登録の最終締め切り日について(IT導入補助金2024)

https://it-shien.smrj.go.jp/news/20181

考察まとめ

  • 2024年度は現在6次までスケジュールが公開されていますが、過去の傾向を見るとあと4回チャンスがあると思われます。チャンスはあと1回、10月15日が最終申請日です。(追記:2024年9月17日、7月24日)
  • 採択率が最も多い申請月をピックアップすると以下の通りです。
    2021年度(A類型、C類型共に):4次の9/30
    2022年度:7次の10/31
    2023年度:6次の10/2
    ここで読み取れるのは例年秋頃に審査が通りやすくなっている可能性があるのではないか?ということです。
  • 採択率は例年と比較して高めに推移しており、MAツール、SFAツールの導入を検討される場合は狙い目と思われます。

IT導入補助金2024をご検討の場合はお気軽にお問い合わせください。

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